看護師の歴史
看護師の歴史は中世のヨーロッパに遡ります。当時は看護師という職業はなく、キリスト教の修道女が病人の世話を行っていました。
看護の近代化の道を開いたのはイギリスのナイチンゲールです。彼女は戦場に自ら赴いて、敵味方の区別なく献身的な看護を行いました。そして看護学校を創設し、看護婦の教育を始めました。ナイチンゲールは看護を宗教から切り離して職業として独立させ、近代看護教育のもとを築いたのでした。
日本では明治以降、開業医のもとで治療の補助をしていたのが看護の始まりです。日本でもナイチンゲールが指導した看護学校が設立され、卒業した看護婦は大きな活躍をしました。
この時代の看護師に対する世間の評価は低いものでしたが、日赤による看護婦養成が始まり、戦争での看護婦の活躍によって看護師に対する評価が高まっていきました。その後の戦争でも多くの看護婦が戦地に派遣され、1000人以上の看護婦が戦死しています。
戦後は病院の近代化とともに看護師は専門職としての認識が高まり、1950年に看護師国家試験が始まりました。また1951年には准看護師制度ができましたが、准看護師と看護師の一本化するという議論はこの頃から現在もまだ続いています。
1958年には基準看護制度へ改められましたが、1997年には付き添い看護が禁止になり、看護師が全面的に入院患者の世話をすることになりました。2002年の改正で男女の区別なく看護師と呼ばれるようになりました。
これから看護師は看護の専門家として、様々な分野で役割を果たすことが期待されています。
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